こんにちは!「ひろ」(@hiroislandhiro)です。
前回、N-BOX Customに、ETC 三菱EP-738B とドラレコ COMTEC ZDR035 を自分で移設した記事を投稿しました。
今回は、パイオニア 楽ナビ AVIC-RF720 を、N-BOXに自分で取り付けてみたので紹介したいと思います。
ナビの装着は初めてですが、N-BOX用の取り付けキットも販売されており、必要な商品を準備すれば何とかなるだろうと思って、自分で取り付けてみることにしました。
購入商品
装着するにあたって、新たに購入した商品は以下の9点になります。
パイオニア 楽ナビ AVIC-RF720
純正ナビは価格がとても高く、性能的にも1世代前のような気がします。
そこで、4つの条件(フローティングタイプ、大画面、最近発売された機種、予算は10万円)で、価格コムあたりでも人気がある機種をピックアップし、2023年春に発売されたばかりの「パイオニア 楽ナビ AVIC-RF720」を購入しました。
DVDやCDは使えませんが、HDMIの入出力、USB、SDカードが使えるので充分です。画面は9インチのHDタイプです。
取り付けキット KJ-H67DE (N-BOX/N-BOX カスタム用)
N-BOX/N-BOX カスタム(H29/9~)用のパイオニア純正取り付けキットです。製造はジャストフィット株式会社。
ホンダ車用ステアリングリモコンケーブル KJ-H102SC
純正ステアリングリモコン(メーカー呼称「ナビ・オーディオリモートコントロールスイッチ」)付車の場合、ナビは車両の純正ステアリングリモコンケーブルにそのままでは接続できません。車両側配線とナビを接続すために使用します。
純正バックカメラコネクタ変換ケーブル RD-H201BC
ナビ装着用スペシャルパッケージ付車の場合、車両のリアワイドカメラ配線にはそのままでは接続できません。別売の純正バックカメラコネクタ変換ケーブル RD-H201BCを使用すれば、ナビと接続できる端子形状に変換して、リアワイドカメラの映像を出力することが可能となります。
アンテナ変換ケーブル GT13→VR1 2本セット
車両とナビのアンテナ端子を接続するための変換ケーブルです。「ナビ装着用スペシャルパッケージ付車」だったので、車両に標準装着されているアンテナ2本はそのまま活用することにしました。
パイオニアは2023年モデルから、ナビのアンテナ接続端子の形状を、アルパインやパナソニックと同じ「VR1タイプ」に変更したそうなので、VR1タイプを購入しました。(以前のパイオニアはHF201タイプ)
カロッツェリア USB接続ケーブル CD-U420
ナビのUSB端子に接続するケーブルです。USBメモリーやスマートフォンをナビに接続する際に使用します。助手席側に配線しておきます。
カロッツェリア HDMIケーブル CD-HM020
RF720はHDMIの入出力端子が装備されています。たちまちは使用することはないのですが、ナビを装着した後、ナビを一旦外して接続するのは大変なので、今回接続しておいて、USBと同様に助手席側に配線しておきます。1本を入力用、もう1本を出力用に使用します。
GPSアンテナ設置用ステー
GPSアンテナがダッシュボード上に見えないように、助手席側のダッシュボード内側の一番左のエアコン吹き出し口付近に設置するための金属ステーです。メルカリで購入しました。
エーモン 配線コネクター 赤 0.35~1.25sq相当(AWG22~16) 6個入 3348
アースを取る際の配線接続に使用しました。
取り付け
バッテリーのマイナスケーブル外し
安全のため、作業をする前にバッテリーのマイナス端子につながっているコードを外します。(赤いカバーの無い手前のほうの端子)
外したコードは軍手かタオルで包んで絶縁しておきましょう。
インパネ・ダッシュボードのパネル取り外しとGPSアンテナ装着
まず、順番にパネルを取り外していきます。
- ナビ装着部分の化粧パネル取り外しとハザードランプの配線コネクタ外し。パネルは手で真っすぐ手前に引っ張れば外れます。外した化粧パネルはナビ取付キットに装着し、再利用します。
- エアコン操作パネルの取り外しと配線コネクター外し。ナビ装着部分から手を入れて向こう側からエアコン操作パネル上部の3か所にあるクリップ部分を、手前に強く押すと外れます。とても硬いのでなかなか外れず大変でした。
- ナビ部分から助手席前まで一体となっているダッシュボードパネルを外します。かなり固いですがクリップで止まっているだけなので、頑張って引っ張れば外れます。
次に、GPSアンテナを取付説明書に従ってGPSアンテナ設置用ステーに貼りつけます。一番左側の正方形のような形をしたエアコンダクトの左側の奥にあるビスを利用して、ステーを取り付けます。GPSアンテナのケーブルはダッシュボード内を通してナビまで配線します。
フロントAピラーの取り外し
Aピラーは上下2ヶ所のピンで止まっていますので、上のほうから手前にまっすぐ引けば簡単に外すことができます。
アンテナの装着
車両に標準装着されている2本のアンテナはそのまま活用するので、フロントの左右に2本だけアンテナを装着しました。
アンテナケーブルはAピラーの中を通します。助手席側のアンテナケーブルはAピラーからダッシュボードの中を通して、ナビまで配線しました。運転席側のケーブルはAピラーから運転席下の一番前奥のフロアマットの下を通してナビまで配線しました。
取付キットの取り付けと車両接続
取付要領書に従ってあらかじめ取付キットの配線と取付用金具の装着を済ませておいたナビを、車両ケーブルのカプラに接続していきます。
カプラーの形状が一致したものを接続していくだけなので、初めてでも間違えることはありませんでした。
それから、HDMI入力、HDMI出力、USB入力端子に、それぞれ用意しておいたケーブルを接続します。
後日、ナビを外して各種ケーブルを配線するのは、とても大変なので、ナビ取付の時に一度に済ませておきます。
HDMI入力、HDMI出力、USB入力のケーブル配線方法については、後日、別の記事で投稿しようと思っていますので、そちらをご覧ください。
パーキングブレーキケーブル
ナビ付属の電源ケーブルのパーキングブレーキケーブル(若草色)は、あらかじめ準備しておいた配線を使って、ナビ取付金具にアースしました。
純正バックカメラコネクタ変換ケーブル RD-H201BC 接続時の注意
楽ナビRF720は、純正バックカメラコネクタ変換ケーブル RD-H201BCを接続しただけではバックカメラの映像が映りませんでした。
パイオニアのホームページ掲載の要領に従って、車両側の配線をワンタッチコネクターを使って、ナビ取付金具にアースすることにしました。
<パイオニア 純正バックカメラコネクタ変換ケーブル 対応車種表より引用>
RD-H201BCを接続する車両側コネクター(8P)の配線を車両GNDに接続する配線加工が必要です。※RD-H201BCの配線は細いため、配線加工には不向きです。
取付完了
配線を整理して奥に押し込みながらナビを装着します。エアコン操作パネルを外したところから工具を入れて、取付金具を2ヶ所ビス止めすれば、ナビの取り付けは完了です。
エアコン操作パネルのケーブルを一旦接続し、バッテリーをつないでナビの動作確認を行い、各種設定を済ませます。
設定が完了し、問題なく作動することを確認したら、エアコン操作パネルを元の位置に戻して取り付けは終了です。
動作確認/セッティングが終了するまでは、エアコン操作パネルは元に戻さないほうが良いと思います。エアコン操作パネルを取り付けてしまうと、ナビ装着用のビスにアクセスできなくなってしまいます。
くれぐれもご注意ください。
ステアリングリモコン設定時の注意
取扱説明書では、ステアリングリモコン設定は、ホンダ、トヨタといった会社名を選ぶようになっていますが、それでは機能しませんでしたのでご注意ください。
社名が表示されるメニューの上のほうに「学習」という項目がありますので、それを選択して、ボタン1つ1つに、機能を割り当てて設定しました。
まとめ
今回、初めてナビゲーションを自分で装着してみましたが、思いのほか簡単に装着することができました。
どこかに作業を依頼すれば簡単なのでしょうが、自分で取り付けることで、N-BOXの内装パネルの脱着方法も良くわかりましたし、取付費用の節約にもなりました。
皆さんも是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
では、また。